もしも塗装をしようとしている家を10年ほどの間に売却するかもしれない場合には、どんな色で塗装するかによって、後に100万円くらいは簡単に損得に差がでます。
ちなみに私は戸建て住宅を使った大家業をしているため、平屋住宅を売れやすくするための工夫や、平屋住宅のこの先の需要などに詳しいんです。
もくじ
平屋住宅の売却時に色によって100万円以上の損得差がでる理由
次は、平屋住宅の売却時に、どんな色の外壁塗装をされているかによって売れ方が大きく違ってくる理由には、「少子高齢化」が大きく影響しています。
まずは、平屋住宅と少子高齢化の関係からご紹介します。
すでに地方などでは少子高齢化の影響もあってか、定年後に家を買う人はもちろんのこと、定年後に家を買い換える人など、60歳代以降の人たちは「平屋住宅」を好んで購入する傾向が出ているんです。
これは、賃貸物件の場合も同じで、エレベーターのない物件ですと、60代のご夫婦などには圧倒的に1Fが人気があるんです。そうした60代以降のご夫婦など1Fを優先して家を選ぶ理由は「足腰が弱る」ことをすでに意識しての動きだそうです。
60代だとまだ足腰が弱っている人は多くありませんが、少し先を見て賢く選んでいる人が非常に多いんだそうです。
おそらく、すでに80歳代やすでに亡くなられている親の姿を見て、膝や腰が悪くなると階段が非常に辛くなるということを身近で見てきたからだと思います。
つまり、あなたがいずれ売ろうとする平屋の家の購入者は、60歳代以降の人になる確率が非常に高くなるため、外壁の色が60歳代の人たちが好みそうな色にしておくことで、売れやすくなるということが言えるんです。
ただし、依頼する外壁塗装業者が悪徳業者の場合には、在庫を抱えてる塗料を優先しておすすめされる恐れがありますし、経験の乏しい業者などに声をかけると、本当に選ぶべき色を外してしまう恐れがあります。
そんなことにならないためには、ネットの一括査定サービスを利用して複数業者から査定をもらい、その中で気に入ったところを選べば安心です。
私がいつも使う外壁塗装の査定サービスです→ ヌリカエなら気になることなど査定前に無料相談もできるんです
ちなみに、一括査定に登録されている業者は優良御者だけですから、どこを選んでも費用も作業も安心して依頼することができます。
60歳代以降の人が好む外壁の色は都道府県によって違う
一応、60歳代以降の人が好む色は大体は決まっています。うすいグリーンだったり、薄いグレーだったり、アイボリーやホワイトなど、見た目に刺激の少ない優しく柔らかい色です。
ただし、日本全国、県によって人気のある色の濃さは微妙に異なります。西日本などは薄い色が人気がありますが、雪国(特に北海道)などは、濃い色のほうが見た目にもキレイに見えて人気があります。
県によって色の濃さに好みが別れる理由は、紫外線など太陽光線の具合がそれぞれ異なるからなんです。ただし、自分の家の色を決めるのに自分で勉強して選ぶ必要はありません。地元の塗装業者さんに相談すれば候補の色をすぐに提案してくれます。
要は、依頼する塗装業者さんが60代以降のお客さんからどんな色を希望されてきたかを思い出してもらい、それで何色か提案してもらい、あとはあなたの好みに合う色で塗装してもらえばいいだけなんです。
家の外壁の色が好みに合わないと売値が割高に感じる
とてもシンプルなことですが、外壁の色と家の売却ターゲットの関係を無視して、真っ黒に塗装したり、赤やピンクなど奇抜な色にしたり、若い人に受けるような派手な色にしてしまうと、家の売値どころか、売れ行きに大きなデメリットが現れます。
仮に、1,500万円が売値の相場だとしても、色の価値観が合わない人からすれば1,300万円に見えてしまったりするものです。
家は欲しがってくれる人に売るのが高く早く売る鉄則
家を購入してくれる人が若い人ならどんな色でも大丈夫かもしれませんが、家を高く売るには、「どうしても欲しい」と思ってくれる人に売るのが高く早く売るための鉄則ですので、これら平屋住宅を売るなら60代以降の人をターゲットにしておくことが堅実です。
とくに夫婦にぴったりなくらいの間取りの平屋の家の場合、あえてそれを若い夫婦が探しにくるということは、言い換えれば予算がないから2階建てを諦めているというケースが多いです。
そうした人をターゲットにしても値引きばかり求められたり、あげくローンが通らずに話が流れたりで効率の悪さこの上なしです・・
でも、定年後のご夫婦などの場合には、わりと購入資金に余裕があり、現金一括払いというケースも多いので決済までも早いんですよね。