外壁塗装をしようと思ったら、最初にぶつかる壁が「塗装の種類」だと思います。
最初に、ちゃんと塗料の違いなどを知っておかないと、業者さんが提案してくるままに依頼して、不必要な高級塗装をしたり、長持ちしない塗装をされたりと大損しかねませんよ。
そこで、今回は、外壁塗装の塗料の選び方について紹介してみたいと思います。
外壁塗装に使う塗料の種類
外壁塗装に使う塗料は価格が安い方から紹介すると、アクリル塗装・ウレタン塗装・シリコン塗装・フッ素系塗装などに別れます。色具合はどれを選んでも困ることはありませんが、耐久性が違ってくることと、金額も全く違ってくるというのが重要なポイントとなります。
まず、大雑把に特徴を紹介するとこんな感じです。
塗料の種類と費用 | 特徴や費用 | 耐用年数(標準環境の場合) |
アクリル塗料
(安い) |
新築に使われやすい・ひび割れしやすい・短期間の目的におすすめ | 約8年 |
ウレタン塗料
(シリコンより安い) |
アクリル塗装より持ちが良いがシリコンほどではない | 約10年 |
シリコン塗料
(やや高額) |
費用や耐久面から最も主流となってる塗装(迷ったらこれがおすすめ) | 約15年 |
フッ素系塗料
(高額) |
耐久性抜群だけど高額で職人の腕も問われる。足場代が割高になる家にはおすすめ(塗装の回数を減らせる) | 約20年 |
ちなみに、上記では耐用年数の表示を「標準環境」としています。家の場所によってはこの年数でもまだまだ見た目が綺麗な場合もありますが、逆に、湿度が高い場所にある家などは、2割ほど短い期間しか持たないケースもあります。
実は塗料の大枠は上記の4つですが、そこから膨大な種類に枝分かれをしていきます。
まずは、水性タイプと溶剤タイプ(薄める際に薬品を使う)の2種類がそれぞれの塗料には存在しています。単純に耐久性が良いのは溶剤タイプです。
その他にも特徴ごとに分けていくと、塗装面の素材によって使い分けるために硬質・弾性の2種類に分けることができます。
分け続けていくとキリがないくらいですが、カビに強いものや、断熱効果があるもの、湿度の通し具合が違ってくるものなど、用途に合わせて選ぶことができます。
どんな塗料でも使いこなせる完璧な塗装業者はいません
ここで注意が必要なのが、業者によって得意な種類の塗料と苦手な種類の塗料、それに、まだ一度も使ったことのない塗料など様々だということです。
大抵は、得意とする塗料や塗装方法がいくつかに限られているものです。なので、外壁塗装業者を選ぶ際には、自分の家に求めるものが何か?それによって相性が良い業者を選ぶのが正しい選び方となります。
あなたの家に相性が良い業者を見つけるには、一括査定を利用して選ぶのが最も堅実な選び方になります。
そうでないと、希望してない塗料を適当に使われてすぐに塗装がはげてきたり、無駄に高額な塗装をされるリスクさえあります。
一括査定サービスならそこに登録されている業者は優良業者ばかりなのでダマされる心配がありませんし、相性の良い塗料を扱ってるところがすぐに見つかりますよ。
外壁塗装をする目的によって塗料選びが違ってきます
家の外壁塗装をしてもらう場合、依頼主によって塗装に求めることが違ってくるはずです。仮に、新築後に初めての塗装だとしたら、これから数十年住み続けるために安くて持ちの悪いものは希望せず、多少高くても家を長持ちさせる塗装を求めますよね。
一方、古びた家をすぐにでも売ろうとしている場合には、高額な塗装をしても意味がないので、とりあえず安価なアクリル塗装などで化粧的な塗装をされる方も多いです。
苔が生えやすいところにお住まいなら、外壁に苔が生えて汚らしくなるのを防げる塗料がおすすめだったり、夏に外壁からの熱で家が熱くなる場合には断熱効果のある塗料を使うのがおすすめです。(電気代の節約や熱中症予防にも効果があるからです。)
上記以外にも、まだまだ膨大な新しい塗料がありますが、それらを塗装できる技術や経験を持っている業者はバラバラに存在していて「どんな塗装も任せてください」なんて業者は存在しないのが実情です。
でも、一括査定サービスのなかには、単に査定を集めて比較できるだけでなく、事前に電話で相談をして、あなたの希望に合う業者だけから査定を集めることができるものもあります。
そうしたサービスを利用すれば、騙されることもなく、しかも安く、あなたの家の環境に最適な塗料で外壁塗装をしてもらえますよ。