外壁塗装をしてもらう際に、現状の痛み具合によっては「ケレン」と呼ばれる作業が必要となります。
全く聞き慣れないこのケレンというものですが、ざっくりと言うと屋根材や外壁材のサビ(錆)を落とす作業のことです。
もしも、屋根や壁にトタンなどを使っていない場合には、必要がない作業となります。(まれに、雨トイの金具などを塗る際に若干のサビ落としが必要なこともありますが・・・。)
外壁塗装ではケレンをする場合としない場合があります
外壁塗装や屋根の塗装の際に、ケレンをする場合としない場合があります。まず、しなくても良い場合というのは、錆が発生することのないサイディングや屋根材で仕上げている家の場合になります。
ちなみに、一部の業者は塗装前の洗浄についても「ケレン」という名目で見積もりに書いてくることがあります。
また、ケレンにはサビの程度によって作業の仕方が異なり、手作業でゴシゴシと入念に行う場合や、研磨機で広範囲を一気に仕上げてしまう場合など、様々です。
これは業者が持ってる道具やこだわりによって違ってきたりします。当然、時間をかけて入念に手作業でやるほうが単価は高くなり、私が過去に依頼した経験だと、手作業のケレンは1平米あたり1,000円を超えるものがほとんどでした。
悪徳業者はケレン作業をしたフリして利益を増す!
悪徳業者に声をかけてしまうと、少しでも工程を減らして利益を出そうとして、手のかかるケレン作業を手抜きされがちです。いや、手抜きされるなだまだマシかもしれません、まるでサビ落としをせずに、水で洗流しただけでサビに対応した塗料を上から塗ってごまかすケースもあります。
また、さも「しっかりケレン作業をしてますよ!」みたいに見せて、実は肝心のサビがしっかり落とせていない場合もあります。
ちなみに、塗料をいくら塗ったとしても、サビが少しでも残っていると塗装の下でサビが進行するため、塗装の意味が全くなくなってしまいます。
早ければ数ヶ月のうちにサビの残ってる部分は塗装が落ちてしまい塗装のツヤが失われてくるのですぐに分かるんです。
ケレン作業で騙されないためには
塗装業者に常に張り付いているわけにはいきませんから、見張ってなくてもちゃんとケレン作業などを丁寧にやってくれる業者を選ぶ以外に外壁塗装で成功する術はありません。
優良業者さえ選ぶことができれば、ケレンに限らず、依頼主の目が届かない部分の塗装でも決して手を抜くことなく誠実な塗装をしてもらえるので見積もり額に見合った仕事はしてもらえます。
ただし!塗装業者によってはケレン作業の熟練職人がいる業者と、不慣れな若手しかいない業者など様々な業者が存在しています。(昔に比べてトタンを使った家が減っているのでケレンに慣れてない職人も多いとか。)
もしも、ケレン作業に不慣れな業者に依頼をした場合には、ちゃんとケレンはしてもらえても日数が多くかかってしまい、結果的に費用が割高になってしまうんです。
そこで、ネットの一括査定を利用して複数の塗装業者から査定をもらってみると、信頼できる優良業者ばかりのなかから、最安値で塗装をしてくれる業者を簡単にみつけることができるんです。
もともと、一括査定のサービスに登録されている業者は厳選された優良業者しか存在していませんが、その中から、トタン塗装などを得意とする業者を見つけることができるので、結果的にどこよりも安く受けてくれる業者が見つかるというわけなんです。