家の外壁塗装をする場合、艶有りとつや消しのどっちにするべきか悩む方も多いと思います。
小さなサンプルだけでは分からない事も多いので、私が沢山の家を見てきた経験から艶ありと艶消しのメリットとデメリットを紹介してみたいと思います。
家の外壁にあなたが求めるのは耐久性?それとも見た目?
家の外壁塗装にあなたが求めるものは何でしょうか?それが決まっていないと艶ありとなしを選ぶことはできません。
もし仮に、見た目を美しくされたい場合には、艶ありを選ぶと満足度は高くなります、それに艶ありだと艶消しにくらべて耐久性がやや高くさせる効果もあります。費用はどちらを選んでも大差ないので、見た目の艶をが欲しい、もしくは家のコーティングを長持ちさせたいという方は艶ありを選ぶべきだと思います。
また、艶消しを選ぶ場合は、家の外壁に使われている素材を考慮される方や、塗装後からすぐに落ち着いた感じに見えるのを好まれる方も多いと思います。
艶ありと艶消しを選ぶ場合の参考例
あなたはどれに該当するでしょうか?
- 艶ありを選ぶのに向いている人
- これから長く家に住み続けたい
- せっかく塗装するんだからピカピカに見た目が変わってほしい
- 今の外壁は黒ずみや苔が生えやすい(汚れが落ちやすい)
- これから家を売ろうと思っている(光ってる方が見た目が良い)
艶消しを選ぶのに向いている人
- いかにも塗装した!って感じがイヤ
- 数年ですぐに艶が落ちてくるのがイヤ
- 自分の家の外壁の反射で眩しい部屋がある
さらに、以下で艶ありと艶消しのメリットとデメリットもまとめてみました
艶ありのメリットとデメリット
メリット
外壁に艶がある場合には、艶消しとくらべて若干ではありますが耐久性が高くなります。また、汚れが付着してもケルヒャーなどの家庭用の高圧洗浄機で簡単に汚れを落とすことができます。
見た目に塗装をしたばかりという事が分かるので、家を売る場合には高く早く売れやすくなり、貸す場合には客付けが早くなりがち。
デメリット
塗装してから数年のうちに当初あったような艶が消えていくため、最初のような満足度は得られなくなる。
艶消しのメリットとデメリット
メリット
塗装の直後も数年後も見た目には目立った変化が生じにくいため当初の満足度が続く。
塗装面がどのような素材でも、艶消しはマッチしやすい。特にリシンの吹付け塗装などの場合には高級感が出やすい印象。
デメリット
汚れが落ちづらい。(艶消しの外壁だと、表面に微細な凹凸があるため、そこに汚れや苔などの黒ずみがつくと家庭用の高圧洗浄機では簡単には落ちない。無理に落とそうとすると塗装を傷めてしまうことも。)
まとめ
上記のような、艶ありと艶消しにはそれぞれにメリットもあればデメリットもあります。でも、性能には大差がないために最終的にはご自身の仕上がりの好みで選んでも特に損得はないと思います。
ただし、大家をしている私の経験からですと、家を売る場合や貸す場合にはやはり艶がある方が何かと良い印象を持っています。(半年や1年で売れない場合でも、艶ありの外壁なら汚れを落としてあげやすいのも大きなメリットと言えます。)