家の塗装について訪問営業がくることもあると思いますが、その際に、「おたくは角地の目立つ家だから宣伝にもなるので安くさせてもらいます」と提案されるとうウワサがあります。
実は本当で、塗装業者によっては実際の相場額よりも1〜2割ほど安くしてもらえる可能性があるんです。
提示されている塗装金額はホントに相場より安いですか?
ただし、言われる値段を真に受けて何も調べもせずに任せてしまうのは危険です。ホントの相場を知らないと1円も安くない金額を言われているかもしれませんからね・・・
そこで必要になるのが正しい相場額の調べ方です。これはあちこちの塗装屋さんから査定をもらい、比較すればいいだけです。
ただし、これはタイミングが大切で、営業マンなどが塗装の提案をしてきたその時にすぐに査定をとらないと意味がありません。(せいぜい1〜2ヶ月以内が良いですよ。)
でないと、季節がまるで違ってしまうと見積もり額にも影響が出てくるからです。台風シーズンや梅雨時期になると塗装期間が長引いてしまい、足場や人件費などがよけいに見積もりに入るようになるため、その分だけ見積もりも高くなるからです。
どうやれば簡単に査定がもらえるのか?
ネットの査定サービスを利用すれば、いちいち家を見せなくても、修理箇所などがない場合には面積と色数、それに外壁のタイプなどの簡単な情報を入力するだけでおおまかな見積もりがもらえます。
それで集まった査定額を見比べて、平均額を出せば「おおまかな相場額」というものは分かるんです。
この時点で、訪問営業で声をかけてきた業者の提示額が、ネットの査定額よりも高ければ話しになりませんし、同程度な場合でも「どこが安くしてくれてるんだ!」という事になります。
もちろん、使う塗料の種類が違うとか、職人の腕が良いとか、いろんな理由はあると思いますが、私ならこの時点でそうした業者は相手にしませんね。後のトラブルを避けるためにも無難に最初から避けておくと思います。
正確な査定額をしりたい場合は
実際に家の外壁の状態を見てもらってから査定を出して貰うほうが、先程のネット査定のままで終えるよりは正確な金額が分かります。
この場合、集まった査定を見比べ、最安値の業者が分かったら、次はその最安値の業者に家を見てもらい、正確な査定額を出してもらえばいいだけです。
ネットの査定サービスというのは、登録されている業者は審査をクリアした業者だけしか登録されていないので、既にこの時点で、どこよりも安くしてくれる業者を選べているだけでなく、なおかつ安心して頼める業者を選べているということになります。
「宣伝に使って」という提案でさらに安くしてもらえる可能性あり
最初に、営業をしてきた業者が「角地だから良い宣伝になる」と言ってきたと思いますが、せっかくなのでそれを今度はあなたが使ってみてはいかがでしょうか?(私なら絶対に言います)
1社に絞り込めた時点で、すでに正確な査定額は出ていますよね?その金額からさらにまけてもらうために、「うちは角地で目立つから宣伝とかにどうですか?」「それで少し安くしてもらえませんか?」と提案をしてみてください。
最近の塗装屋さんは、足場につける飛散防止シートに、社名や電話番号を大きくプリントした物を使っているところもあるんです。
ただし、依頼主さんによっては「うちにそんなものつけないでくれ」と言う人もいるので、そこを上手について、「うちは広告用のシートとか使ってもらっていいですよ」と提案をしてみるというわけなんです。
恐らく、広告用のシートを持っている業者なら「数万円を安くする代わりに1件でも仕事が入れば十分に儲けは出る」ということは分かっているので、大抵はOKしてくれると思いますよ。