家の塗装にかかる期間は、普通の一軒家で屋根を塗装しなければ大体14日あれば終わります。
ただし、この14日間ずっと天気が良くて塗装に差し障りがないことが前提となります。また、家の外壁と一緒に屋根も塗装してもらう場合には、さらに10日は見ておくのが無難です。
隣の家や道路と隣接している場合には日数が余計にかかる
外壁塗装を塗装する場合、隣近所の家が近い場合やすぐそばに道路などが隣接している場合には、養生シートと呼ばれるシートで家を囲ってしまうケースがほとんどです。
このシートでカバーすることで、吹付け塗装などが飛散しないようにする意味があるんですが、これが必要な場合には取り付けと取り外しに時間がかかるので、その作業分だけ日数が2日ほど多くかかることもあります。
これは近所の家や通行人などのために利用するものなんで、日数や予算の都合で省いてしまうわけにはいきません。
塗装にかかる期間を慌てなければお得になることも
家の塗装の仕事にはたまにポカンとスケジュールに穴が空くことがあります。
例えば、仕事現場に車が入れない不測の事態が起きてしまいスケジュールを後回しにしないといけない場合や、キャンセルが発生してしまうケースなどいろいろです。
でも、業者さんは職人さんを雇っていますし、足場の手配などもしているので、何もせずに職人をブラブラ遊ばせるわけにはいきません。
そこで、外壁塗装を依頼する際に、スケジュールを指定しないという手があります。
スケジュールを指定せず「もし安くなるようなら、スケジュールは手が空いてる時でもかまいません」と伝えてみてください。もちろん、最初に査定をあちこちからもらっておき、一番納得できる業者に決めてからそこに言うのがベストです。
私の経験上、ダメ元で言ってみてるとたまに最終的に出してくれた見積り額よりも値引きをしてくれるケースがあります。言うのはタダですから一声かけてみてはいかがでしょうか?
外壁塗装と屋根の塗装は同時にやってもらうとお得になる
外壁塗装と屋根の塗装を異なるタイミングでやる場合には、それぞれで足場を組む必要があり、単純に足場代が2倍かかることなります。
通常、外壁塗装と屋根は一緒にされる方が多いんですが、それにはこうした足場費用を考慮しているからなんです。
もしも、屋根にソーラーパネルを載せる工事をするとか、屋根の葺き替え工事をする機会があれば、その足場を利用してついでに外壁塗装もしてしまえば、足場代の20万円くらいは簡単に節約することもできます。
もちろん、その逆で、外壁塗装の足場を使って屋根の修繕やソーラーパネルの設置のための工事費用を安く抑えるということもできますが、いずれにしても、利用させてもらう業者に相談し、OKをもらう必要があります。
大抵は嬉しくはないと思いますので、お願いするタイミングとしては工事を依頼する時がベストだと思います。例えば、塗装をする際の足場を他の業者さんにも使わせてもらえませんか?などと交渉してみるのがいいかもしれません。
もし、「それだと別料金で足場代がかかりますよ」と言われてしまったとしても、振り出しに戻るだけなので、別に損をするわけではありませんしね。
ただし、これが上手くいけば、2つの工事にそれぞれ発生する足場組と足場撤去の日数がそれぞれ1回で済むので、工事日数も2〜3日は短くすることができますよ。