家の外壁塗装を業者に相談したら、なかには、やたらと「この色とかどうですか?」と勧めてくるケースがあります。
そんな場合、別にイヤな色でもないのに、ただ単に「怪しい!」と思ってしまうと、せっかく10万円や20万円も安く済んだかもしれない塗装費用が通常の料金になってしまい、大損するかもしれません。
そこで、なぜ特定の色を勧めてくるか?ご紹介します。
塗装業者が特定の色を勧めてくる理由
- 現在、他の家でも塗装している色
- 塗装のキャンセルが出た家で予定していた色
- その色はたまたま原価が安いから
どんなにちゃんとした塗装業者さんでも、やたらと特定の色を勧めてくる場合があります。
それは、現在、他の家の塗装で利用している塗料があり、ついでにペンキを作れば都合が良いということや、塗料も用意しているのに急にキャンセルが出て塗料の使い道がなくて困っている場合などがあります。
塗料は業務用のものを仕入れるケースや、自社で作るケースなどいろいろですが、やたら特定の色を指定してくる場合には、こうした業者側の都合があるケースが多いんです。
また、特定の色だけ原価が安いという場合にも、「この色なら多少値引ができますよ」などと勧めてくるケースもあります。
いずれにしても、塗装をしてもらうあなたにとって、色に不都合がなく、塗装後の耐久性年数も希望にマッチするものであれば、おすすめの色を選ぶことで得はあっても損はしないはずです。
業者さんがすぐにでも使ってしまいたい塗料であれば、場合によっては10万円ほどの値引きがもらえる可能性もありますよ。
おすすめの色を選ぶのが損か得か判断する方法
いくら業者が「料金が安くなるのでお得です」と言っても、それは素人の方にはホントに得かどうかは見抜けません。そこで、同じ種類の塗料で他社から見積をもらい比較をすれば、簡単に見抜くことができます。
塗料には、アクリル系・シリコン系・フッ素系などなど、いろいろな種類がありますが、査定をもらえばそこに何の種類か記載されているので分かります。後は、その塗料と同じもので他社から見積りをもらえば、答えが簡単に出るというわけです。
外壁塗装の査定は複数社からもらうべき
外壁塗装の査定は、かならず複数社からもらうべきで、なぜなら、業者によっては足場を自前でもっているところや、お金を払って足場を毎回借りているところなど、いろいろだからです。私の体験上、自前で足場があれば値引きがもらいやすい印象です。
また、他社にも「おすすめの塗料」があり、そちらの方がもっと安いかもしれませんよ。
いずれにしても、5社ほどから査定をもらえば、同条件でどこが最安値でやってもらえるかが一目瞭然となります。
今はネットから簡単に査定がもらえるので、いちいち業者と顔を会わせることなく査定がもらえ、メールで断ることもできるので「断るのが苦手」という方などには特に便利な時代になっています。