これは私自身が過去に外壁塗装をしてもらった体験談となります。
数年前ですが、所有している賃貸アパートを塗装してもらう際に、道路に面した1面だけを塗装してもらった話です。
もくじ
塗り直す必要があるのは1面だけでした
中古で購入したアパートは、外壁4面のうち3面はガルバリウムで覆われていて、唯一、道路に面した1面だけがリシンの吹付け塗装になっていました。
細かい石と塗料を一緒に吹き付ける「リシン吹き付け塗装」は昭和に流行したものですが、きれいに塗装されていれば見た目はとてもきれいです。
でも、私が購入した中古アパートのその1面は多くのクラックが入った形跡があり、しかも、そのクラックを埋めて補修はしたものの、外壁のクリーム色とは異なるグレーのコーキングで埋められていたために、見た目に大きなクラックが入ってるように見えてひどい状態でした。
とは言え、水の侵入もなく、他の3面に至っては手付かずで十分にきれいな状態だったので、塗装をするかどうか随分と迷いました。
4社の塗装屋さんに来てもらい4社目の提案にのることに
昔から、何か大きなお金の仕事を頼むには1社だけの話で決めるのは危険だという考えがあったので、とりあえず、地元で有名な塗装業者に4社来てもらうことにしました。
最初に来てくれた3社は、今の塗装の上にガルバリウム鋼板を貼り付ける工法を勧めてくてたり、屋根も含めて大掛かりな塗装を提案してきました。
でも、どの金額も想像をはるかえに超える大きな金額で、とても依頼する気にはなれないものでした。
ところが4社目に来てくれたところが素晴らしい提案をしてくれたんです。
4面のうち1面だけを塗装してみては?という提案
その提案は、目につく1面だけをとりあえずきれいに塗装をしてしまい、次の塗装のタイミングで他の部分とまとめて塗装すれば?というものでした。
先に、他の部分の耐久性をチェックしてくれ、「10年くらいは大丈夫」という診断をしてくれました。
そこで、今回は、クラックの補修あとが目立つリシンの吹き付け塗装がされた1面だけをシリコン系塗料で塗装をし、次回の塗装になると思われる10年近く先に、耐久性の高い高級塗料でしっかり塗装するというのが予算的におすすめだと教えてくれたんです。
結果、1面だけを安価なアクリル系の塗料で塗装を行い、予算も15万円ほどで収まりました。
業者によっては、やたらと東西南北の4面全ての塗装でゴリ押ししてくるところもありましたが、目先の依頼費用を追わず、依頼主の立場になって必要最小限の仕事を提案してくれた業者さんには感謝をしています。
なお、通常は安価なアクリル系の塗料だと5年も経たずに色が覚めてツヤもなくなり、再塗装の必要があると言われていますが、塗装してもらったのが北側の外壁だったため、今でも塗装直後と見た目に違いがとくに見つかりません。
そういえば、北側は日差しが当たらないので塗装が長持ちするということもその時に教えてくれたような気もします。
南側ならアクリルはおすすめしないという話もあった気がします、今になって、その選択は正しかったと確信しました。良い塗装屋さんと出会えて助かりました。