家を売ると決めているけど、それまでに家の塗装をしておかないと家が痛むという心配や、見た目の悪さで家が売れないとお考えの方も多いと思います。
でも、せっかく高いお金を出して塗装をしても、外壁に使う塗料の色を個人的な好みで選んでしまうと大損につながりかねません。
そこで、今回は、家を売り慣れている私の体験から、色の選び方やお得な値段で塗るためのコツ、そして、家を売る人が塗装してもらい際に知っておくべき事をご紹介します。
もくじ
家の塗装を売却前にする場合のOK色とNG色
家の塗装をするのには本来ならあなたが好きな色を選んで塗ってもらえばOKなんですが、これから家を売却するかもしれないという場合には、売れやすくなる色を選ばないと、売り家がなかなか売れなくなり、１００万円以上もの値引きをしないと売れなくなる恐れがあります。
例えば、売り家として見て印象の良い色は、白、薄いブルー、薄いグリーンなどがあります。もし外壁がガルバリウム鋼板を利用したものなら黒一色というのもシックな印象でイマドキ感があります。
新築住宅が近所にあれば、それを見て参考にすると今風の色使いをそのままあなたの家にも取り入れることができます。
ちなみに、NGな家の外壁色としてはピンクや赤のように家らしくない色があげられます。この他にも、紫や黄色のようにドギツイ色というのも悪趣味なイメージをもたれてしまいます。
家の塗装色で迷った時には
家の塗装をしてもらう際に、どうしても色が決められない時には、住宅展示場を見学するのがオススメです。もしくは新築物件が多く並んでいる分譲住宅地を見るのもオススメです。
そうした場所に行けば、今時の売れている家の外壁色ばかりが並んでいるので、それらを参考に塗ってもらえば、家を売りに出した時の印象も良くなります。
ちなみに、スマホなどで撮影ができるのなら、見学に行った所でスマホなどを利用してバシバシと写真撮影をしてみてください。後にゆっくりと画像を見てみると、思ってたよりも地味に感じたり、一色しか使ってないつもりだったのが、白とそれ以外の色の２色でオシャレに塗られていたなんてことも気づけます。
家を売る前に家の塗装する場合のコツ
家を売る前に、家の塗装をしてもらなら、まずは査定をもらってみることが先決です。そして、次に続けて不動産査定を利用して家の売値がいくらほどになるかを調べてみてください。
この結果が、あなたの予想より大きな額であれば、それを見越して早々に塗装にとりかかってもらうのがオススメです。高く売れる予定なら多少の塗装費用がかかっても、金銭的に損にはなりませんし、むしろ、家が綺麗に見えるために、不動産屋さんが他の家よりも多くお客さんを連れてきてくれるかもしれません。
反対に、家の売値の査定が思っていたよりも低い金額だった場合には、今度はペンキの質を多少さげてもらってでも、塗装費用の出費を抑え他えた方が無難だと言えます。
家を売る人が家の塗装をしてもらう際に知っておくべきこと
家の塗装をしてもらうだけなら何も気にしなくても良いことですが、近い将来に家を売るかもしれない場合には、家の外壁塗装をしてもらった時の見積り書類やどんな塗料を使ってもらったなど、次のオーナーさんが情報を把握できるようにするべきです。
そのためには、塗装屋さんの査定書類は保存しておく必要があります。例え、見た目が綺麗に塗装されていることが分かっても、それがどこの業者に塗ってもらい、いくらの値段だったか、色はどういう色なのか、などなど、これらの情報は引き継ぎしてあげるのが親切です。
また、単なる親切なだけでなく、購入を迷っている人からしてもいつどこの業者が塗装をしたのか？は大きな安心感を与えてくれます。
つまり、単なる安さだけで安かろう悪かろうなところに塗装をしてもらうよりも、多少はコストがかかっても、地元では名前が通っている塗装業者に塗ってもらっておいた方が、家が売れやすくなったりと思わぬところで追い風にもなるんですよ。
