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外壁塗装コラム

家の外壁がリシンの吹き付け塗装の場合は塗り替え時に要注意です

投稿日:2017年5月9日 更新日:

家の外壁がリシンの吹付け塗装をされている場合には、トタンの塗装や今風の外壁材の塗装とは違い、下地の処理が非常に大切となります。

昭和築の家にはリシンの吹付け塗装が多く利用されていますが、もしも今、塗装のやり替えを検討されているなら注意点をしっておいてください。

他の処理にやりかえるか?それとも同じリシンで仕上げるか?この先、何年今の家にお住まいかによっても選択肢は違ってきますよ。

もくじ

家の外壁がリシンの吹付け塗装だと後のメンテナンスが大変

家の外壁にリシンを使ってる場合には、仕上がりが綺麗な代わりに、塗装後の劣化が目立つという特徴もあります。実際に、昭和築の私の実家もリシンの外壁ですが、塗装して1年ほど経つと、家の北側で日当たりが悪く風通しも悪いとこはでは、黒ずみ汚れが発生していました。

また、家が築後に20年近く経ってくると僅かな傾きなどが生じることもありますが、その際に、今時の貼り付けている外壁材と違い、リシンの外壁の場合には亀裂(クラック)があちこちの発生しやすくなるんです。

これまで私は不動産投資をしている経験上、数多くの中古住宅を見てきましたが、リシンを使ってる家は大抵はクリーム色などの明るい色を選んでいる傾向がありますが、その明るい外壁色ゆえに、亀裂(クラック)部分がすぐに分かってしまというデメリットがあります。これはとてもみっともない状態です。

地震が多い場所にお住まいならクラックは止められない

地震が来ると、どうしても家は揺れてしまいます。これは今時の新築でも築古の家でも同じことで、あえて揺らして家のダメージを抑えるという狙いもあるからです。

地震が多いエリアの場合にはせっかく亀裂を補修して新しくリシンの吹付け塗装をしても、またすぐに亀裂が入るリクスがあります。

一度でもリシンに亀裂(クラック)が生じてしまうと、もちろん勝手に塞がることはないので、そこから雨水が入り込み家内部の木材を腐食されてしまうリスクもあるんです。また、水を含んだ柱など家の構造物は膨張や収縮を繰り返すこととなり、腐食以前にこの膨張と収縮のせいでどんどん亀裂(クラック)が長くなることもあります。

リシンの外壁塗装の亀裂(クラック)は自分で簡単に埋めれません

亀裂(クラック)を埋めるには、ホームセンターなどで売られているコーキング材を使う人も多いと思います。でも、単なるシリコンコーキングだとそこに塗装がのらないので、コーキングの色がそのままの状態で晒されるため、家の見た目がお化け屋敷のようにボロボロに見えてしまいます。

一応、専用のコーキング材も売られていますが、家のあちこちをコレで埋めようとするとかなりの金額となり、しかも、塗装もちゃんと上からやろうとすると、どうしても亀裂(クラック)以外の部分も含めて全体的な塗装をしないと、どこにコーキングを塗ったのかがまるわかりとなります。

塗装は、古い部分と新しい部分では絶対に同じ色にはならないので、コーキング部分だけに似た塗料を塗っても誤魔化しがきかないんです。それに、高い部分などのコーキング処理や塗装を脚立に立って

行うというのはあまりにも危険です。本職の塗装職人さえも足場はちゃんと組んでやりますからね。

足場がしっかりとしていて、踏ん張りがきかないと、コーキングガンを使って隙間に塗り込んでいく作業も上手にできません。

【ちなみに、クラックは家の断熱効果を下げてしまいます】

断熱につての別記事も参考にどうぞ⇛ 外壁塗装の断熱効果について

今回のリシンの吹付け塗装は最後?それとも将来に再塗装もやる予定?

上記では、リシンでの再塗装をおすすめできない理由を紹介してきましたが、例外もあります。それは、次回の塗装をする可能性が低いケースです。

築30年ほどの家などで、次は新築に建て替えるなどのご予定がある場合には、今回は予算を重視して選び、もしリシンが最安の塗装手段ならリシンを選択するという手もあるんです。

いかにリシンとは言え、今回、ちゃんと亀裂(クラック)を埋めてから塗装もしてもらえば、5年くらいはしっかりとした状態が保てますし、10年ほどは持つかもしれません。いずれ壊してしまう家に、大金を使って外壁寿命を延ばす必要はありませんからね。

隣の家が近ければリシンなどの吹付け塗装は避けた方が無難

もしご近所さんが、昔からの仲良しの人だけならリシンの吹付け塗装でも問題はないと思いますが、仮に、他所から引っ越してきた人達が隣近所の家にいる場合には、ローラーを使った塗装手段や、今ある外壁材の上からガルバリウム鋼板を貼ってもらうメンテナンスの方が無難です。

リシンの場合、吹付け塗装という方法になるので、家の真横などにはよほどの注意をしておかないと飛散する可能性があるからです。

通常、ビニールなどで家を覆い、飛散防止の策を施しますが、それでも100%完璧とは言えません。まして、見た目からしていかにも「飛び散ってきそう」という不安感も与えてしまいます。

近頃は、クレーマーな人も多いので、もし仲良しの関係でなければ、リスクを回避するためにも、異なる塗装や外壁張り替えによる対処方法が無難だと言えます。

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