樋の修理と屋根や外壁の塗装は一緒にやってもらうことで、簡単に10万円以上も安くなったり、場合によっては20万円以上もお得になるケースもあります。
私は経験上、樋修理だけ、もしくは屋根だけ、外壁だけなど、全て異なるタイミングで依頼したことで50万円以上も損をした苦い経験があります。
ただし、いくら複数作業をまとめて依頼すれば安いと言っても、業者選びを間違えると大損です。
不要な作業や修理で騙されて何十万円も高く請求されたり、良心的な業者でも腕が悪くてまともな塗装がされず数年ではげるなど酷い目に会います。
そこで、腕が良くて誠実な業者だけから査定を集められる方法があるんです。
しかも「バラバラに依頼した場合の査定額」と「まとめて依頼した場合の査定額」を、簡単にもらえるコツがあるのでご紹介します。
もくじ
腕が良くて誠実な塗装業者から査定をもらうコツ
腕が良くて誠実な塗装業者だけから査定をもらうには「一括査定サービス」を使うのが唯一のコツとなります。
スマホやPCから簡単に査定がもらえます
一括査定はスマホやPCから家のおおまな情報を入力するだけで、複数の塗装業者からかんたんに査定をもらえるサービスなんです。
このサービスを運営している企業が、登録する塗装業者を事前に厳しく審査したうえで選んでいるで、しつこい勧誘なども一切ありません。
しかも家を見せずに複数業者から査定がもらえる
一括査定なら、複数の業者から、ネット上からの入力だけで大まかな査定額をもらうことができます。なので、家に来ることもないので対応もラクだし安心です。
それに、複数業者から査定をもらっていることを承知の上で査定を出してくれるので、どこの業者も少しでも安い査定額を出そうと頑張ってくれるメリットもあるんですよ。
これなら、樋修理だけの金額や、屋根塗装だけの金額、それに外壁塗装だけの金額、さらにはそれらをまとめてお願いしたらどれだけお得になるかもすぐ知ることができます。
極めつけは、そうした複雑な査定を一度に複数社から集めることができるので、もしもどれか1つだけ頼むにしても、最安値で受けてくれるところを逃さずに済みます。
集まった査定額で最安値などの気に入った1社の業者にだけ声をかければ、最小の手間で1円と違わない厳密な査定額がわかるので、もし納得ができたら、そのまま塗装依頼をすればいいだけです。
樋修理と屋根・外壁の塗装をまとめて頼む際の注意点
樋修理や屋根・外壁の塗装のいずれかをお考えなら、上記で紹介しましたように、まとめてやってもらうのが得策です。
ただし、大きく得するためには、依頼する際に2つの注意点があります。
どの塗装業者でも樋と屋根と外壁をまとめてやれるわけじゃない
塗装業者にもいろいろな得意不得意があり、屋根の種類によっては経験が浅くて苦手な業者も存在します。
また外壁塗装にしても、高級なフッ素系塗装や光触媒塗装など、経験がなかったり手配ができない場合もありえます。
そこでも、一括査定さえ利用しておけば、希望する塗装や修理などを引き受けられないところを無駄に相手にするリスクも避けられます。
樋・屋根・外壁塗装をすると決めていても見積もりはバラバラでもらうべき
樋の修理と屋根の塗装と外壁塗装をすると決めていても、塗装業者さんから最初に見積りを集める際には、最初から「全部まとめてやる」とは言ってはいけません。
最初からまとめてやってもらうと決めていても、あえて、別々の見積もりをもらい、最初はどれか1つしかやらないという姿勢を見せておくべきです。
なるべく多くの作業依頼が欲しいから値引きをくれる
塗装業者からすれば、全部やらせてもらって大きな仕事にしたいという気持ちがあるので、大抵は業者の方から「まとめてやればかなり安くできますよ」と提案があるはずです。
提案があってからそこで初めて「樋と屋根と外壁」の3つをまとめた見積もりをもらうようにしましょう。ちなみに、この段階ではまだもう一回は値引きができる査定を出してきてるはずなので、だめ押しでもう一度決断をしぶってみてください。
ここでしぶって見せても値引きが増えないようなら、その塗装業者はすでに限界近い値引をしてくれていたということが分かります。
ただし、まだもう少し値引ができると思っている業者なら、さらにもう一度値引をした査定を出してくるはずです。2度目の値引き提案のタイミングで依頼をすることができれば、最初の提示額よりも何割も安くなっているはずですよ。
間違っても、最初に提示された金額で頼むことはしないようにしましょう。
樋の修理も屋根や外壁塗装も足場は同じ物を組みます
樋の修理なら大した足場を組まないと思われるかもしれませんが、今は昔と違い、職人さんの安全管理に対しても国の目がとてに厳しくなってきているので、いい加減な足場を組んで安く済ませるわけにはいきません。
だから例え樋修理のような少額な依頼でも、塗装をするための足場と同じものを組みます。(だから足場代が占める割合が増えて割高になるんです。)
それこそ、昔なら木材の足場を手っ取り早く組んでいたものですが、今は単管を組んだ大がかりなものが多く、搬入から組み立て、解体、撤去、それぞれで1日づつかかることもあり、それだけ足場は大切な工程となっています。
それだけ手間がかかるものですから、査定のなかでも20万円や30万円といった大きな金額になることも珍しくありません。だからこそ、外壁塗装などもまとめて依頼をすることで、足場代が何度も発生することを防ぐことに大きな節約効果があると言えるんです。