外壁塗装に最適な季節というのはほほ決まってます。一般的には気温が低すぎず高すぎない春とされています。
ただし、塗装する建物が日本の都道府県のどこにあるかによっては気温や湿度などが違ってきますよね。
北海道なら春よりも夏の方が良いし、九州なら春よりも秋の方が適してる場所もあります。
とは言え、今は昔と塗料や塗装の技術が向上しているため、昭和や平成初期の頃のようによほどの激しい暑さや寒さでない限りあまり影響はありません。
でも、意外なことにたった1つだけ技術が向上した今でもなるだけ季節を選んだ方が良い理由がありました。
外壁塗装に快適な春や秋の季節を選ぶべき理由
外壁塗装をするのは人です。つまり職人さん自身が快適に仕事ができる春や秋の方が真夏や真冬に比べて仕事がやりやすく丁寧な仕上がりになりやすいということになります。
実際、私は外壁塗装をされている現場に何度も立ち会ったことがありますが、足場に上がり体をかがめてマスキングテープを貼る地道な作業を何日も続けたり、汗だくになりながら刷毛を使って手作業で気の遠くなるような繊細かつ広範囲な塗装など行っています。
ただ単純に平らな壁にローラーや吹付けで楽に塗装しているわけじゃないです。
そんなキツイ仕事をするわけですからそよ風が吹いて気持ち良い季節などは疲労も軽減されて塗装も捗るというものです。
逆に、40℃に達するような真夏の炎天下の下で地味な塗装作業をするのはキツイですし、集中力も早く途切れるので丁寧に塗装しているつもりでも仕上がりが雑になることもあります。
また真冬の気温が低い時だと雪やみぞれの心配をしながら急ピッチで仕上げようとして塗装の仕上がりが雑になることもあります。
それに寒くて手がかじかむような時に刷毛を使った繊細な塗装ができるとは考えづらいですよね。
日本全国、どこで外壁塗装してもらう場合でも快適な季節の春や秋を選ぶことは外壁塗装の仕上がりを高品質なものにしてもらうには必須条件とも言えます。
外壁塗装を快適な環境で行ってもらうには春か秋ということになりますが、当然、あなたが依頼しようとしている建物の立地が雪国などの場合には夏が丁度良いということもありますよ。
こうした季節に左右されることは塗料や塗装機器の技術がいくら向上しても避けられない重要なポイントとなります。
外壁塗装は季節によって価格が違ってくる
外壁塗装は季節によって価格が違ってきます。価格が違ってくる原因は決して季節による快適さなどではありません。仕事依頼が多い季節か少ない季節かによります。
これも全国どこにお住まいかによって異なりますが、例えば近年だと西日本から関東までで台風による影響で外壁が破損したり屋根が破損するなどの被害が出た記事がありますよね。
その場合、台風の後というのはものすごい数の外壁塗装業社への仕事が入るわけです。
実は、屋根修理に足場を組むついでに外壁塗装をする人が多いからです。(参考にどうぞ)→ 樋修理と屋根や外壁の塗装はまとめて頼めば安くなる
沢山の仕事が入ってる時は塗装業社は強気な値段をつけることができるので依頼するこちらからすれば依頼費用は高額になりがちです。
逆に、台風や豪雨など建物へのダメージが最も少ない時期は補修を兼ねた塗装依頼が減るので相場並の価格で外壁塗装を依頼することができます。
また、温暖で雪が振らない地域にお住まいの方であれば、冬場に依頼することで外壁塗装費用を安く抑えることもできます。基本的に冬というのは何県であっても外壁塗装の依頼は少ないからです。
寒い冬場は屋外から建物をゆっくり見ることも少ないですし、年末年始などを控えている時は塗装を頼む気分にならなかったり、年度末も慌ただしいので見た目を向上させる目的の外壁塗装を依頼する人もやはり少ないからです。
まとめ
良い外壁塗装をしてもらうには職人さんの体にとって快適な春や秋に依頼するのがおすすめ。
温暖なエリアにお住まいなら冬場の依頼、雪国にお住まいなら夏場の依頼でも問題ない。
費用を考えると、一般的に依頼が少ない梅雨や真夏や真冬に季節に依頼するのがおすすめ。
費用が高くなりがちなのは補修などをかねた外壁塗装が増える台風シーズン。